旅するおしゃべりくまさん

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A321の37Aは座席とテーブルがずれている|A321って?

久しぶりのANA A321neo

割と乗る機会のある『A321』。

今まで何度かA321に乗って『A321ceo』にまだ一度も当たったことがない。

モニターがないすっきりとした座席の『ceo』にも乗ってみたいと思うが、やっぱり『neo』のほうが良いと思うことが何度もある。

A321?なんだそれ わからん

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この記事で紹介するANAのA321について簡単に紹介いたします。詳しいことが知りたくなったらご自身で調べてみてください。

ANAのA321neo

日本国内でA321(筆者は”エーさんにいいち”と呼んでいます)はANAPeachJetstarで見ることができる機体です(2023年2月現在)。

ANAでは国内線専用機として運航されており、国内の多くの空港で見ることができる機体で、時には、北は稚内、南は石垣と日本全国多くの路線の運航を担っています

また、ANAのA321には大きく分けて2種類あり、1つが『A321neo』もう1つが『A321ceo』です。

neoとceoの違い

簡単に言えばこれはついているエンジンの違いです。『A321neo』は少し大きめのエンジンで『A321ceo』は少し小さめのエンジンがついています。

また、多くの『A321neo』では離陸時や着陸時などに特徴的なエンジン音を聞くことができます。「A321neo エンジン音」で検索してみてください。

もう一つ大きな違いがあり、各座席にモニターが付いているか付いていないかです。

A321neo』には各座席に個人用モニターが付いており、映画やアニメ、機外カメラからの映像を見ることができますが、『A321ceo』には個人用モニターが付いていない国内線でよく見るタイプの座席になっています。

まだA321ceoに搭乗したことがないため、モニターの有無による違いをお伝えすることはできませんが、neoとceoでは大まかにこのような違いがあります。詳しいことはお調べください。

  A321neo A321ceo
エンジン 大きい 小さい
モニター
A321の特徴
A321は個人的に変な感じをしている飛行機だと感じています。
翼の端から端までより頭からおしりまでの方が長い
     写真では少しわかりにくいですが実際、
      翼の端から端(全幅)が35.8m
      頭からおしり(全長)が44.5m
     と約10m長いらしいです。
地上に対して垂直な翼(垂直尾翼)が小さめ
     見ていて他の飛行機に比べて垂直尾翼が小さめだと感じます
      同じくらいのサイズの飛行機、ボーイング737-800と地上から垂直尾翼の一番高いところまでの高さ(全高)を比べてみると、
      エアバスA321:11.8m
      ボーイング737:12.5m
      といった感じとなっているそうです。
翼より前にドアが2つある(片側)
     A321より全長が短い、いわゆる小型機の多くでは翼の上に非常口の小さなドアが片側に2つついていることが多いですが、A321は先述した通り全長が長いのでドアは片側に4つついていて、翼より前に2つ後ろに2つとなっています。
neoはエンジンの中に緑色が見える
    A321neoはエンジンの中に緑色の塗装が見えます。

上の画像を参照していただくと少しわかりやすいと思います。
 
<参考>

座席とテーブルがずれていた

以前A321に搭乗した際、左サイドの最後部である『37A』に座った。

乗ったときは特に違和感なく、窓が背もたれの少し前にあるなぁぐらいだった。

しかし、シートベルト着用サインが消灯しドリンクサービスなどが始まった頃、パタンと1回たたまれているテーブルを出してみた。

A321のテーブル

A321の普通席のテーブルはANAのA320などでもよく見られるタイプのテーブル。穴が開いているカップホルダーがついており、前後にスライドすることができる。

www.ana.co.jp

大きさとしては特段大きいわけではないが、前後にスライドできるため使い勝手は良いと感じている。

事件発生

座面とテーブルが使いやすさに多少支障出るほどにずれていた

実際にテーブルを使用すると割と違和感が大きかったと記憶している。

ここからは個人的な考察になるが、カップホルダーがテーブル右奥についていることからも基本的に右利きの方が使用しやすいようつくられているのではないかとも考えらえる。そのため、この、テーブルがずれている座席では、右手を用いてなにか書くことなどは大変不便なのではないかと考える。

逆に、左手を用いて何か書く場合は普通の座席に比べて多少は書きやすいのかもしれない。

考察 なぜこんなことになっているのか

機体後方は狭まっていく

多くの航空機の胴体は流線形になっており、機体後方部はとがったような形状をしている

そのため機体前部と後部では前・後ろに行けば行くほど横幅が狭まっていく。特に大型機ではこれが顕著に表れるかと思う。下記画像の777-300では5列目から52列目までは3+4+3の縦10列だが、53列目以降は2+4+2の縦8列になっている。

引用元:www.ana.co.jp

この狭まっていくものの例としては過去に日本でも就航していた747の1階席前方では狭まっていく曲線がよく分かるかと思う。

 

A321での話に戻るが、ANAのA321は37列目まであるが、右サイドは36列目までしかなく、37列目は縦3列ということになる。しかし、それはANAのA321の座席配列が右サイド左サイドで少しずつ前後にずれていることや前方の方の非常口座席等で多少左右で座席の列数が異なっていることが関係していると考えられる。

つまり、下記画像のシートマップを見ると分かるように36列目と37列目は曲線にかかっており、35列目より前の座席に比べ、機体中央へ寄っている・出っ張っていることがわかる。

引用元:www.ana.co.jp

(a)特に37列目はC列の座席が通路側へ飛び出ていることがわかるかと思う。また、1列前の36列目の座席と比べると横にずれていることがよくわかる。

(b)また、37列目に着席した方が使用するテーブルは前列の36列目の座席の背もたれに装着されている。

よって、(a)(b)からわかるように「機体が流線形をしている影響で機体後部は横幅が狭まることにより、最後列の37列目の座席は通路側へ飛び出ている」「前列と左右にずれが生じた結果、前列の座席に装着されているテーブルともずれが生じる」ということが考えられる。

まとめ

簡単に言えば前の座席と左右にずれているのでそれと同時に自分の使用するテーブルともずれが生まれ、最終的に自分の座席とテーブルがずれるということだと思います。

文字だけだとなかなか複雑で伝わりにくいものもあると思います。

また、あくまでも個人的な考察なのですべては正しい情報でない可能性があります。

そして、座席とテーブルがずれてしまうのはやむを得ないことであり、破損やなにかおかしいことではないということをご承知おきください。

機内で勉強やテーブルを使って何か作業をされる方は、よく確認の上座席を指定されることをおすすめいたします。

今回は左サイドのことしかわからないため、右サイドの最後列ではどうなっているのかはまた機会があれば見てみたいと思います。

 

以上