旅するおしゃべりくまさん

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【佐賀バルーンミュージアム】 超良かったので紹介

 

すごくおもしろい

また行きたいと思える

1度行ってまた行きたいと思えるということは、自分の中でもっと知りたい、見てみたいと興味を持てた証拠かなと思います。

今回、最終的に『また行きたい』と思えた、佐賀バルーンミュージアムを紹介いたします。InfoInfo

佐賀バルーンミュージアム

佐賀駅から徒歩約17分の場所にある国内初常設型バルーンミュージアムの『佐賀バルーンミュージアム』。

屋内施設であるこのミュージアムなら、晴れていても雨が降っていても楽しむことができます

2016年にオープンしたこのミュージアム世界でも珍しいバルーンシミュレーターや佐賀バルーンフェスタで撮影された迫力のある映像を大きなスクリーンで見れるシアター、バルーンの歴史、バルーンの仕組みなどを学ぶことのできる大変おもしろい施設となっています。

Info

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アクセス
佐賀駅・バスセンターから

-徒歩約17分
-バスに乗車し約5分 県庁前で下車後 徒歩約1分 計約6分
佐賀空港から

-バスに乗車し約20分 県庁前で下車後 徒歩約1分 計約21分

○観覧料
-大人 500円
-小中高生 200円
-小学生未満 無料

○開館時間・休館日
-10:00 - 17:00
最終入場16:30  開館時間
-月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12/31、1/1)佐賀城下ひなまつり期間、夏休み期間の休館はなし
※その他変更の場合あり

バルーンミュージアムの近くにバス停があり、バスで各方面からのアクセスが良く、佐賀駅からだけでなく佐賀空港からもダイレクトにアクセスすることができます。逆にそのまま佐賀空港へアクセスすることも可能だということです。

バルーンフェスタ大会期間中は街中シャトルバスというのを利用すると便利だそうです。

バス停からは少々(1分程度)歩きますが、佐賀駅から続く大通りをまっすぐ歩くだけです。佐賀駅から徒歩で行く際もそのルートだと思います。

途中には多くの偉人モニュメントがあり、バルーンミュージアムの前には石井亮一さんと石井筆子さんのモニュメントがありました。

また、駐車場も用意されているようで、有料展示エリアを観覧した場合には駐車券1枚あたり最大2時間分のサービス券が頂けるようです。また駐車場に関するその他サービスは公式のページをご覧ください。

観覧料に関しては、普通に高くはなく、内容に対して安いぐらいではないかと思うほどの料金です。大人は500円、そして小中高生がひとくくりで200円の設定です。また、年間パスポートもあり、大人は1000円、小中高生が400円とのことで、地元の方は保持している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実際に観覧

入場券を購入し、ゲートを通過。まずはスーパーハイビジョンシアターバルーンフェスタの様子を視聴し、2階の展示エリアへ。

一番最初に見るエリアは『気球の殿堂』。

空に挑み続けたバルーニストたちの夢や功績を紹介しています。また、約50年前に日本初の有人飛行に成功した熱気球「イカロス5号」(実物)を展示しています。佐賀バルーンミュージアム

ここでは、バルーンに関わる人物の紹介や功績、画像の『イカロス5号』の展示などがされていました。

ここでは、過去にこのような方々があきらめず挑戦し続け、バルーンに力を注いできたからこそ、今佐賀バルーンフェスタのように多くのバルーンが楽しく安全に空を飛べているんだなと思った。
学びを紹介

バルーンの歴史

1783
フランスのモンゴルフィエ兄弟が熱気球による世界初の有人飛行に成功
1903
ライト兄弟の飛行機が世界初の有人飛行に成功
1969
イカロス5号による日本人初の熱気球有人飛行に成功
1974
日本初の熱気球フェスティバルが北海道上士幌で開催
2014
藤田雄大選手が日本人初の熱気球世界チャンピオンになる

さて、バルーニストたちの展示を見終えると、バルーンはどのぐらいの高さを飛行するのかの展示を見学。上の画像の展示ではただバルーンがどの高さを飛んでいるのかではなく、その他空を飛ぶものと比較して、展示されていました。可視化されていたのでとても分かりやすい展示でした。臨時駅も設置され、現在でも開催されている佐賀インターナショナルバルーンフェスタ。佐賀で初めて開催されたのは1980年だったようです。このエリアでは、佐賀での大会の歴史や、佐賀での大会に関して特化した展示がされていたかと思います。佐賀バルーンフェスタはとても有名な大会でご存じの方も多いかと思いますが、そのほかでも日本では多くのバルーン大会があるようです。先ほど、バルーンの歴史でも記載した『上士幌ウィンターバルーンミーティング』はここでも紹介されており、雪が降り積もる冬の季節に開催される大会のようです。2023年は3年ぶりに開催されたそうです。他にも日本に限らず、世界でもバルーン大会は開催されているようで、バルーンが縁で加賀市姉妹都市を締結したニューヨーク州クレンズフォールズでも大会があるそうです。
バルーンの構造についての展示も豊富で、画像の展示は『球皮』についてで、下の方に少し映っていますが、実際に球皮の素材を触ってどんな感じかをみることができます。ナイロンやポリエステル、それぞれに特性があり、触った感触も異なります。不燃性の素材で中に温めた空気を閉じ込める。折りたたむとコンパクトだそうです。航空機が悪天候で欠航になったり到着地を変更したりということがあるように、気球もあまりにも風が強かったり、気象条件が悪い際には飛ぶことができないようです。熱気球がどのように飛ぶのかという展示を見ましたので、この『気球が飛べない時』という展示について理解ができました。また、知識があることでより面白く感じることができました。

シミュレーターを体験

2F展示エリアでぶらぶらしていると、バルーンミュージアムの方に声を掛けられ、『是非このシミュレーターもやっていってくださいね。』とのことでした。

何といっても、このバルーンのシミュレーターは世界的にも珍しいらしく、是非是非ということだったので、体験させていただきました。

佐賀バルーンミュージアムには2タイプのシミュレーターがあり、1つは小さなモニターを見ながらコントローラーのボタンで上昇下降を操作するもの、もう一つが珍しいというもので、バルーンのバスケット(かごの部分)とバーナーがあり、目の前には大きなスクリーンが設置されている大きなシミュレーター

どちらもおもしろいですが、後者の方は臨場感があり、よりおもしろかったです。

今回は、後者の大きい方のフライトシミュレーターの体験記をおハナシ致します。

このシミュレーターでは佐賀バルーンフェスタでも行われる、指定の地点にマーカーをどれだけ近く投下できるかを競う競技の体験ができます。どんな競技かはこちらをご覧ください。

このように目の前には大きなスクリーンがあり、バルーンが上昇・降下・東西南北動くと、それと連動し景色が移り変わります。

そして、バルーンは風に乗って移動します。ですので、シミュレーターですることは『上昇下降』と『目的地の方向に吹いている風に乗る』ということです。

初級と上級コースがあり、初級の場合はバスケット内に設置されているモニターにも詳細な風の情報などが表示されていたかと思いますが、上級コースの場合は基本的には前のスクリーンを見て操作します。

制限時間はどちらも180秒で、制限時間内にゴール地点に少しでも近づき、マーカを投下します。投下されたマーカーがゴール地点に近ければ近いほど最後に表示されるランクが高くなります。

上昇下降はバーナー部分(バスケット上部)にあるレバーもしくはバスケットの左前方に設置されているレバーを握ると球皮内の空気が温まり上昇します。逆に放すと空気が冷たくなり下降します。

○初級・上級コースがある
○制限時間は180秒
○ゴール地点の少しでも近くにマーカーを落とす
○レバーを操作して上昇下降する
○うまく風に乗る

上の画像のようにバスケット内にあるモニターには100m~300m地点までの間50mずつどの方向にどのぐらいの強さ(弱、中、強)の風が吹いているかが表示されています。上級コースではこのモニターには表示されていなかったかも?。

また、このモニターはゴール地点に近づくと、右下に『マーカー画面』と表示され、そこをタップすると、マーカーが表示されます。そして、落としたいと思ったとき、落下させたい方向に向かってマーカーを投下します(モニターを指で操作)。

マーカーが地面に落下すると結果が出ます。

実際に体験してみて

並んでいる人がいないので、ということで職員の方に是非もう一度やってみてくださいと言っていただいたので、1回目は初級、2回目は上級でやってみました。

2回チャレンジして分かったこととしては、『マーカーの投下が難しい』ということでした。

バルーンの上昇下降の感覚をつかみ、あとはうまく風に乗ることができれば、目的地に行くことはとても難しいということもなかったのですが、操作に慣れていないということもあり、マーカーの画面操作タイミングが難しくなかなか思ったように投下することができませんでした。

バルーンの上昇下降については、何度か操作をするとなんとなくわかってきます。

『握りすぎず放し過ぎず』といったところでしょうか。バーナーの赤いレバーを握ると、バルーン内の空気が温まり上昇する。そして、温めれば温めるほど上へあがっていってしまう。また、バルーン内の空気はすぐには温まらず、冷えずです。

ですから、予測することで、うまく操作できるのではないでしょうか。次はどんな動きをすればいいか、こうなりそうだな、と考えるのが得意な方は割とお上手なのではないでしょうか。

上昇下降以外では一定の高度を保つのも少し難しい操作だったかもしれません。航空機でもレベルオフというのがありますが、バルーンのシミュレーターでも上昇していたのを一時的に良い風が吹いている高度で一定に保つ必要があったりもします。それが長引く場合、バルーンの温度をうまい具合に保たなければならないので、ちょっとレバーを握って空気を送り込んだり放したり、といった操作をしました。

2回体験して、どちらともBランクまでしか上がることができませんでしたが、とてもおもしろかったです。

また、ランク判定時の演出もとても良いものでした。そして、近くにいらっしゃった職員の方も拍手ですごいですねとおっしゃっていただき、とても良い方でした。

レバーは低い位置にも設置されていますが、小さいお子さんでも上についているレバーが操作できるように、バスケット内には踏み台も用意してあり、よく考えられているなと思いました。

今回あまり画像がなく、イメージがわかないという方もいらっしゃると思います。佐賀バルーンミュージアムさんの方で操作方法の映像がありますので、そちらも掲載しておきます。

そして、この大きなシミュレーターだけでなく、テレビゲームのような感覚で行えるシミュレーターも数台設置されていました。こちらも人気があり、多くの方が何度も挑戦されていました。

これはぜひ現地で体験してみてください。

バルーンの高さを体験

高さ体験コーナー』ということで、バスケットに乗って2階からミュージアムのある建物の1階を見ることができるものです。

(左)下から見たバスケット          (右)バスケットから見た1階

このようにどんな高さかを体験できるとともに、バスケットに乗るとどんな感じかということも実際に体験できます。

バスケット内に入った感想としては、そこまで広くはありませんが、これで大空を飛んだら気持ちよさそうだなというのとおもしろそうだなということを感じました。

他にもたくさん

今回紹介するのはこの程度にしますが、他にもバルーンにまつわるクイズラリーバルーンが飛ぶ仕組みをもっと詳しく解説していたり、バーナーの種類バルーンの形お子さんが楽しく過ごせるようなエリア、一人1回できるUFOキャッチャー(中身はカードなど)など、一日中楽しめる魅力が詰まりすぎなバルーンミュージアムでした。

図や文字などを用いた展示だけでなく、実物や模型とともに、動きのある展示や体験できる展示が多く、それが何よりバルーンの飛ぶ仕組みの理解やおもしろいと思えた要因なのではないかと思います。

そして何より、受付から展示エリアの中でも職員の方がとても親切で、お客さんもみんな楽しそうにしており、ミュージアム内の雰囲気がとても良かったです。

きっと、質問をしたら丁寧に答えていただけると思います。

 

少しでもバルーンに興味がある方は必ず、バルーンに興味がない方でも一度は絶対に訪れてみてください。とてもおもしろいミュージアムです。

雨が降っていた日に訪れましたが、もちろん屋内ですからそんなことは気にせず楽しむことができました。

楽しませていただいた、佐賀バルーンミュージアムの皆様に感謝です。

www.sagabai.com

www.sibf.jp

 

以上